(1448)政治家と評論家は別物

 政治家が評論家のような発言は困ります。野田総理の話し方を聞いていると評論家のようです。

 総理に限らず今の政治家はみんな評論家のように「……でなければならない」とか「……のようにしなければ日本はよくならない」と、まるで他人事のように話しています。

 日曜討論に出演する政治家の皆さんは、自分がそうする権限を国民から与えられているという意識がないのでしょうか。

 今朝のある新聞は日本航空のV字型業績回復について、民主党政権の数少ない成功事例に挙げられると書いていました。笑ってよいのか悲しむべきことなのか。数少ない成功というのは。

 せっかく総理は日・中・韓の3国会談に出席のため中国に出向いたのに、日・中首脳会談は実現しなかったとのこと。その前にはアメリカであった国際会議でも、首相とアメリカ大統領との首脳会談が不成立で、ただ報道陣の前で共同会見をして形だけ取り繕ったり。

 評論家の仕事は専門家に任せ、政治家は本来の実行力を駆使し、事案を前進させなければとイライラするのは国民だけ。言うばかりで実行力のなさを毎日見せつけられる国民はたまったものでありません。

(1447)当選確率

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 「(250)宝くじ」でも取り上げたように、宝くじは当たらない。されど買わなければ絶対に当たらない。というわけで結局買ってしまうのです。ひょっとすればひょっとという淡い期待で。

 先日のテレビで確率の話をしていました。この番組は一般に取り組みにくい数学をわかりやすく、面白く解き明かしてくれるので、深夜にもかかわらず見ているのです。

 宝くじの賞金は戦後発売された頃、1等でも10万円程度だったと思いますが、インフレ等の影響でとうとう3億円という賞金額が東日本復興くじに設定されました。前後賞を入れれば5億円。

 賞金がこんなに上がるとつい手を出したくなるのが人情というもの。結局私が買った30枚の中で3千円が1枚当たったきり。プラス最低賞金の300円が3枚。ああ。

 ところで問題の数学番組が放送されたと同じ頃の新聞に、宝くじの当選確率について掲載していました。それによると1等賞金3億円は10キロの精米を20袋買った中の一粒という確率だそうです。考えただけでも気が遠くなるような確率。

 そう言われても買い続けるでしょう。だって今手のひらにすくい上げた一粒の米、その米粒は気の遠くなる確率で私の手に拾い上げられたのですから。

(1446)内閣は超党派で

 ギリシャの総選挙報道を見て感じたことがあります。本来選挙で第1党に選ばれた党を中心に内閣を組織すべきところ、連立を組んでも議会の過半数に達しない場合は第2党を中心に連立内閣を組織するそうです。

 それでも過半数にならねば第3党を軸にするか、再選挙を行うとのこと。

 日本もこの方式を取り入れればどうなんでしょう。現在は衆議院で民主党が過半数に達しているからということなのでしょうが、参議院とねじれているため、震災対応、沖縄問題、経済破綻寸前など問題山積というのに、政局は全く動きません。

 国民第一といいながら実態は自分たちのことばかり。総理大臣を国民が選ぶという案は、憲法改正を伴いますからこれも前進の可能性はゼロ。

 それなら当面、内閣は総理の所属政党にとらわれず超党派で組織するようにすれば、と考えても、実権を取りたい人ばかりの集まりなら無理なことかな。

 でも内閣というのは本来そうしたものではないのでしょうか。両院議長は所属政党を離脱することになっているのですから、大臣も政党を離脱するというような制度にすれば、超党派で内閣を組織できるのでは。

 本当に国民のことを考えるなら、組閣時に総理は党派を超えて一つ一つの問題で、考えを同じにする人物を指名すれば、もっと物事が前に進むような気がするのですが。

 人が集まり集団になるとなかなか思うようにならないものだと思います。

(1445)帰ってきたブルトレ

 昔はずいぶん多かった夜行列車。その本数はどんどん減り続け、現在は上野-札幌間を結ぶカシオペアなど数本あるか無しか。

 学生時代は学割で乗れる鈍行夜行が主流でした。社会人になった頃走り出した修学旅行専用列車も夜行で。

 高度成長期を迎え、赤字国鉄の解消策にするためか、鈍行夜行は削られ、寝台急行や寝台特急が大幅増加。さらに新幹線網が充実して札幌から鹿児島なら、列車でも当日中に到着するよき時代。夜行列車の意味がなくなりました。
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 私も学生時代、鈍行夜行で九州へ行ったり、東京転勤は寝台のない夜行急行で移動した経験の持ち主。そのうちブルトレなんてものが走り出し、本社出張で数回利用しましたが、夕方東京を出た列車は深夜2時頃に大阪駅着。寝台を使う必要がなく指定座席に座ってということで、寝台列車に乗るのはまれでした。

 今走っている夜行特急はどれも豪華寝台、食堂車での食事付きなら優にホテルの高級室が取れそうなお代です。それなら安売り航空機で早く目的地に着き、ホテルのゆったりしたベッドで休んだほうがというのが私の考え方。
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 懐古趣味というのか、利用者減少のため消えていったブルトレを、ゴールデンウイークなどのイベント時に走らせ、好評だというから不思議。そんなに過去を懐かしむのなら、普段から利用していればいいものを。利用者が多ければJRだって、ドル箱になるわけですから時刻表から削除することがなかったでしょう。

 それでもカシオペアの最後尾車輌は売り出しと同時に売れてしまうという話ですから、時間にもお金にも裕福な人が多い国だと改めて感心してみたり。

 右にも左にもハンドルが切れない政治家を持ち、年金が削られる社会でやけっぱちなのか優雅な旅を楽しむ日本、まことにおめでたい国だと思います。

(1444)地殻変動と大震災

 自然現象が恐ろしいものと今までから感じていましたが、近年に起きる現象を見ていると実感として肌に感じるようになりました。

 日本では高知県沖でたまに発生する以外、起き得ないとまでいわれていた竜巻が関東を襲うなんてことは、それこそ想定外の出来事です。

 むしろ関東で怖いのは雷被害という先入観を持つ私、ゴルフをやっていた頃は落雷事故が多いという群馬、栃木のほうでゴルフコンペがあれば、まず避難所のある場所を探したものでした。

 しかし竜巻については、いつもアメリカの砂漠に近いような大平原特有のものとの思い込みが強く、警戒心を持つなんてことは。

 巨大地震に大津波の被災地茨城、栃木に死者を出すような竜巻が現れるとは。何かの霊にたたられているような不吉な気持ちになります。

 先日のNHKBSで見た北極に面する地帯の氷河が溶け崩れる様、インドネシアを立て続けに襲う大地震、アメリカ大陸に行けばいつでも見られるというほどの大竜巻、まさに自然の驚異です。

 数千万年前にあった大陸が引きちぎられた時代が訪れるのでしょうか。人間の横暴さ、勝手気ままに振る舞う人間の行為に、自然の神が怒りを爆発させているのではないかと考えるほどです。

 アジア大陸からオーストラリア大陸が引きちぎられたとき、人類はまだ地球上に存在していなかったわけですが、どれほどの衝撃を地球に与えたのでしょう。

 当時生息していた動植物、中でも自分の意思を反映できる動物たちは、どういう気持ちでその時代を生き抜いてきたのでしょう。

 衝撃のすさまじさと地球の自然に逆らえばどういうことになるのか、当時の動物たちからいろいろ教わりたいという気持ちが生じてきました。

 考古学者はそういう人に通じない言葉を探し、研究しているのでしょうが、化石が声を出してくれれば現代を生きる人間に素晴らしい指針を与えてくれるのにと、また妙な考えが生じてきました。

(1443)あの瞬間魚は?

 海上に国境や県境といった境目はありません。正しくは地図上に引かれた線のようにあるのでしょうが、現実問題として地上のように境目に標識を建てられません。

 東日本大震災が起きてからすでに1年以上を経た今日でも、毎日のように地震が起きています。震源地は宮城県沖、福島県沖、茨城県沖というように報道されますが、おそらく同じ地震帯から起きているのでしょう。

 いずれも昨年の大地震の余震と考えられるという気象庁の発表ですが、余震とはいつまで続くものなのでしょう。

 あるいは次回起きるかもしれない大地震の予震とは考えられないのでしょうか。素人はいつも横から見るようなことをしてしまいます。

 あの大津波の時、海の魚たちはどうしていたのでしょう。知恵のある人間が何年かかっても処理できないガレキを、あの一瞬に作り上げる自然のエネルギーです。いくら大型の魚でもあの波を泳ぎ切るのは大変な労力が必要でしょう。

 それなのに川魚の犠牲はいくらかあったそうですが、海魚の犠牲があったのかどうかは聞いたことがありません。まさか報道統制があったわけでないでしょうに。

 深海に大波や強い流れは発生しないとは素人考え。現実に海底の断層が動いているのですから、深海でもかなりの揺れや波動があったと思います。

 ニュースではいろんなものが流され、最近はアラスカやカナダ沖にまで漂流物が流れ着いているとの話です。しかし鯨の遺体が流れ着いたと聞きません。

 あれだけの大揺れ、大波。地上の動物でも、家に飼われているペット類は家の下敷きや、津波に流されるなどの被害があったということでしたが、海中動物でもそれなりの打撃があったと勝手に想像しています。果たして実態はどうだったのか?

(1442)サクラ

 先日まで寒い日が続き、桜の開花は全国的に遅れました。それでも南から北への足取りは変わらず、奥州路を通り過ぎた頃でしょうか。

 桜に思いを寄せる人の気持ちは様々だと思います。楽しい、美しい、きれい等々。私は桜と聞くと寂しい思いが先に立ちます。
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 パッと咲きパッと散るのが潔いというのかどうかわかりませんが、咲き誇る期間があまりにも短い。胡蝶蘭のように数ヶ月も咲き続けているのも、毎日見ていれば飽きてしまいます。

 しかし桜は軍国時代から軍人の命を象徴するように歌われてきました。散り際の良さが若い軍人への精神訓話に手頃だったのです。

 咲き終わればボタッと落ちる椿の花は、風に舞う桜の散り方に較べて詩になりません。さすがの軍人も椿の花に喩えることが出来なかったのでしょう。

 桜の気持ちはわかりませんが、悲しい思いが連想されるのは桜にとって不本意だったでしょう。

(1441)危険地帯

 震災報道に関連して気になることがあります。新しい断層が発見されたとか、断層上の建物は危険だからとか、震度7の想定被害を震度8に上げた場合ここまで被害が拡大するとか。

 福島原発の状況を考えれば被害の想定は大きめの方が、より安心できるのは確かなことです。かといって恐怖心をあおるように大げさに騒ぐのはどんなものでしょうか。

 新東名高速道路は地震でトンネルが崩壊の恐れありと言われても、それではそこを通るなと言うことなのでしょうか。それとも建築設計者に警鐘を鳴らしたものなのでしょうか。

 もし後者だとすれば関係者に警告するだけで十分。一般人は危険承知でそこを通るか、迂回するかどちらかしかないのです。その場合あるものは利用しなければ、それこそ税の無駄使いで終わってしまいます。

 我が家はあるいは断層の上にあるのかもしれません。かといって耐震診断と倒壊予防策を講じるしかないのです。それとも安全なところに引っ越せとでも言うのでしょうか。

 そもそも日本列島はどこも火山帯、断層帯が走り、リアス式海岸だからこそ風光明媚なのです。大陸から分離して出来た列島となれば、基本は分離されるような帯域にあるのですから、どこでも危険地帯と言えます。

 建築設計者達には想定値を大きめにするよう指導するのは当然ですが、そうでない人たちには無用の心痛をかけるより、列島のどこも安全なところがないので、いざというときの心構えを説くだけでよいのではないかと考えます。

 今のままでは危険と強調するのなら、それでは安全な場所がどこかまで立ち入って報道して欲しいのです。新しい断層が見つかったといっても、見つかっていないところは断層がないと言い切れないのが実情。そこはすでに建築物があって詳しく調査が出来ていないだけの話。

 恐怖心をいたずらにあおるような報道と、平常から備えをしておくように説く報道とは違うのです。

 いくら耐震構造を施しても天災の規模は予想できるものではありません。富士山が吹っ飛べば地下10階以上の足場を作ってあっても、地球から見れば薄っぺらな煎餅みたいなもの。

 耐震に憂き身をやつすより、いざという時どう避難すればよいのか、対応策を複数検討しておく方が有意義だと思います。そうした観点からの報道が必要ではないでしょうか。

(1440)最下位万歳

 いったいやる気があるのか無いのか。プロ野球という名が悲しい。横浜球団。高校野球優勝チームと対戦してもおそらく……。

 金主が変わり私なんぞ聞いたこともなく、ローマ字読みが正しいのか、アルファベット通りに発音するのか、よくわからない会社が経営に乗り出し、監督も横浜球団があこがれる巨人からもらい受けた人。

 監督古巣の巨人と熾烈な最下位争いの末、座り心地がよい椅子を奪回。一つ上位の球団とゲーム差を空けて当分この椅子は安泰。

 最下位ほど安定した椅子はありません。絶対にこれより下には落ちないのですから。その点優勝を争う球団は気の毒です。

 下位球団から虎視眈々と狙われ、少しでも隙を見せればつけ上がって来られるのですから、息つく暇がありません。

 絶対安全地帯とはこういう位置を指すのでしょう。とにかくおめでたい。

(1439)吉野山(12.4)

 私の小学校卒業校は吉野山国民学校。といっても僅か2年通っただけ。戦争疎開のため大津から5年の時に転校しています。厳しい戦時中の教育を受けた学校も児童の減少で廃校になっています。
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 当時飽きるほど眺めていた桜も長年見ないと思い出します。結婚以来何度も連れ帰った家内が突然「花の吉野は見たことがない」との苦情。

 それやこれやで急に帰ってみることにしました。急にいわれてもおそらく人で一杯。来年にしようとも考えたのですが、そんなことをいっている間に来年があるかどうかの年齢になれば、思い立ったときにというわけで。

 案の定、今は従兄弟が継いでいる旅館も満室。しかしなんとかある1日に部屋を都合してくれたので娘も同伴。
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 今年は寒さが続いたため下、中、上の桜が一斉に咲いてしまったということでしたが、行ったときは散り初め。

 まだまだ花が残っており、風があったせいで見事な花吹雪。カメラに収めようとしましたが、花の舞うところがまちまち。焦点が絞れません。一応写真は撮ったのですが、花吹雪の様子は映し出されていません。
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 それでも同伴者は素晴らしいところが見られたと大喜び。やはりこのようなシーンはカメラの目より自分の目に焼留めるのが一番です。

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