(781)戦争と平和(06.01)
戦争が終わり60年以上を経過した年、またも沖縄を訪ねました。相変わらず那覇の空は米軍機が。

その昔米、英などの連合軍が日本を占領していましたが今は米軍だけが。
小学校時代、集団疎開の生徒と一緒に金剛山越しに眺めた雨が降るような焼夷弾。その奇跡は落ちる途中で枝分かれして滝のように見えました。
日本人立ち入り禁止の米軍基地が残されているものの、観光客が平和になった沖縄の土地を踏んでいます。

サイパンでも経験したここが激戦地だったとはとても思えない感慨です。ボートで沖合に出た観光客と別れ、おばあさんから戦争の悲惨さを聞かされたというガイドとその砂浜に立ちました。
1月、泳ぎのシーズンでないため幾組かのアベックが歩いていました。この砂浜に連合軍が上陸したというのですが、今はその形跡は全くありません。


むしろその場所から南に行ったひめゆりの塔付近に戦火の名残をとどめているくらいです。
戦争が起きる理由はいろいろあるのでしょうが、地球上に人類がいる限り戦火は絶えないと思います。餌を巡り、子孫を残すため動物はいつも争っています。人類も所詮は動物です。

日本国内の治安は比較的安全を保たれていると言っても、殆ど毎日日本のどこかで殺人事件が起きています。
戦争は科学を発展させると言いますが割り切れない気持ちでいっぱいです。
日本軍が沖縄の若い女学生を徴用し最後は自決させたという話、民間人が立てこもった防空壕を火炎放射器で焼き払った連合軍。そんな話を聞かされると人間の世界で起きたとは考えられません。


徴兵された土木設計技師の父は、本人の意志に関係なく戦火の激しいマリアナ諸島に向かう途中撃沈されたそうです。
そのサイパンも私が行った頃にはすでに平和な美しい島となり、世界各国の観光客を受け入れていました。もっとも北端近くのバンザイクリフ付近に戦いの名残がありましたが。
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