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(818)映画のパンフレット

 映画館は上映中の映画紹介パンフレットを置いています。たいてい有料です。
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 子どもの頃は映画館に入れば、もぎりのところで上映映画を紹介したチラシを呉れました。次回上映予定の作品紹介があったかもしれません。もちろん無料です。
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 学生時代にはきれいな天然色写真を入れたパンフレットも売店に置くようになりました。有料ですがそれと別に今まで通り無料の案内チラシも入場の際にもらったように思います。

 今では入口でくれるものはなく、たまに配ってもタイアップスポンサーの宣伝用チラシぐらいです。上映作品については有料のパンフレットを購入しなければなりません。

 有料パンフレットは作品内容にもよりますが、おおかたは作品の製作意図、梗概、キャストとスタッフ紹介などパターン化されています。シリーズものはそのシリーズ全体の紹介がありますが、わざわざ出費を伴って手に入れたいというものではありません。
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そのためか売店付近で見ていても映画のパンフレットを買う人はごく少数です。歌舞伎などとは違います。

 私の手元にあるパンフレットは試写会場でもらったものばかりです。さすがに広報を目的とした試写会ではパンフレットを配ります。

 その中で目を引くものを並べると写真のようなものがありました。いずれも古い作品ばかりというのは、定年後試写会に招かれることがなくなり、パンフが手に入らなくなったからです。


 深作欽二監督の「上海バンスキング」に流れたジャズは、私が生まれる前のよき時代を感じさせてくれました。ジャズと言えば宮本信子がジャズシンガーとしてコンサートを開いているのは知りませんでした。

 伊丹十三監督は「お葬式」以後「マルサの女」「あげまん」「ミンボーの女」「スーパーの女」等、宮本信子の主演映画を多く手がけていました。夫婦共作ですが女優と一緒になった大勢の監督の中でも、この人ほど自分の作品に女房を使った監督はほかにあまりいないでしょう。
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 俗に徳間映画と言った徳間康快氏のプロデュース作品は、中国ロケを決行した「敦煌」、ソ連での長期ロケを実現した「おろしや国酔夢譚」など大仕掛けな映画作りを得意にしていました。

 現役時代も彼と直接話せる場面がありませんでしたが、噂に聞く大風呂敷を広げるという氏の面目躍如たるものがあります。

 単なるパンフレットと言いながらも改めて見直してみると、それぞれに制作者の思いが詰まっている気がします。

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