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(851)二人で一人前

 つくづく感じます。これといった仕事もなく家にいることの方が多くなってしまった今日この頃、ちょっとしたことを思い出すにも、家事の手伝いをやりかけても。

 「(418)明日の記憶」でも触れましたが、一人で出来ないことが多くなりました。さいわい家内も健康で家事にいそしんでいます。ところがお互いにふっと次の行動予定を忘れることがママあるのです。

 たまたま頭のどこかにその欠けた部分を補う意識があるのでしょうか。このことではないのか、ああ誰それのことかといった具合にどちらかが思い出すのです。

 先日あるところから電話がかかってきました。家内宛だったため別の部屋にいる家内を呼び、コードレスホンの親機から子機に切り替えました。

 親機を保留にし子機をとれば切り替わるため、親機の受話器は外していても実害がありません。

 数時間たって親機の受話器が外れているのに気づきました。先に切り替えたときフックに置くのを忘れていたのです。

 電話を切り替えたことさえ忘れているのです。誰かから電話があったということを覚えていても誰だったかも忘れています。

 記憶力は1件だけという状況になってきました。作業中に飛び入りの仕事をやると前の仕事はどっかに。

 そんなときお互いにあれはどうしたとかいう声で忘れていた作業を思い出します。以前は通勤電車の中で気づいた件数を片手分というように覚え、社に着いてすぐメモ用紙に覚えていたことをすべてはき出せたのに。

 たまたま二人とも健康でいられるから、お互いに用件をきちっと伝えておけば咄嗟の際に切り抜けられます。

 二人で一人前ということです。歳をとれば夫婦助け合いの世界になるということを痛感させられます。

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