(852)MVP
スポーツなどでMVPの表彰があります。最高に活躍した選手を最高殊勲選手として称賛する賞です。
日本のプロ野球では月間MVPという制度も設けられました。選手にとっては毎月評価されることになるので励みになるでしょう。
戦後日本のプロ野球が2リーグに分裂、両リーグの覇者同士で日本シリーズを展開し、その勝者が日本一のチームといわれることになりました。
日本一に輝いたチームでもっとも勝利に貢献した人が最高殊勲選手の栄冠を手にし、当時は観客の誰もがうらやむ高級国産自動車が副賞として与えられました。
いつもトヨタ自動車の提供でしたが98年、横浜ベイスターズの優勝時だけは本拠横浜を地盤とする日産自動車が賞品を提供したように記憶しています。もっともこの年対戦相手だった西武が優勝すれば、それまで通りトヨタが賞品を出すという条件付きだったように思います。
国民の目を引くような舞台の優勝賞品は本当にすごいものがでます。注目率が高いのを見越してスポンサーが会社の花形賞品を提供してくるからです。
大相撲の千秋楽、優勝力士には一人で処理しきれないくらいの賞品が紹介されます。この場合多くは部屋の収蔵品になるそうですが。テレビ中継を見ていると正賞より副賞の方に眼が行きます。
選手達がこのような賞を手に出来る栄誉を獲得すべく、ゲームをもり立ててくれます。一方負けた方はすごすご。世間のならわしというのでしょうか。
ゴルフでは最下位の一つ上がブービー賞、最下位にブービーメーカー賞を与えられる場合があります。中間のなまじっかな順位より良い賞品がつくのが普通です。
ゴルフの下手な私はいつもこんな賞を手にしていましたが、受賞の挨拶はやはり恥ずかしいものです。今度こそは恥ずかしい位置を脱出するぞと奮起するのですが。
プロの選手でもチームが弱いと、つい足を引っ張る選手が気になります。こういう連中に最低殊勲選手賞でも差し上げればどうでしょう。
そういえば映画の世界ではアカデミー賞授賞式の前夜に、ゴールデンラズベリー賞の発表があります。「最低」の映画を選んで表彰するものです。正式名はラジー・アウォードというそうですが、おもしろい試みだと思います。
最低の賞をもらって副賞に喜ぶ選手がいるかもしれませんが、発憤し次のシーズンで大活躍をしてくれるかもという期待が持てる気がします。
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