« (2542)ワープロ | トップページ | (2544)眼鏡 »

(2543)介護日誌 10

 2016年1月、不機嫌になることが多くなり、朝起こしても起きない。春になるほど機嫌の悪さが目立つようになった。

 3月には妻に軽い作業を頼み、私が別室で仕事をしているとそばに来て「お父さんに電話をいたいので番号を教えて」という。「ここにいるのは誰だろう」と聞くとそこで気がついた様子。私の名はその時点ではわかっているらしい。しかしそれもつかの間のことで、別の日に私の名を聞くと「兄ちゃん」とか彼女の兄の名を言ったりする。

 主治医やケアマネからもう少しデーサービスなどを増やした方があなたの仕事が軽くなるのではと奨められ、運動を主体にしたデーサービスを頼むことにした。見学するとそこは機械を使ってのトレーニング。

 専属のトレーナーが患者の体調を見ながら適切な運動をさせる。お茶の時間にはみんなで間違い探しや塗り絵などの、頭の体操もやるというので通わせることにしたが結局半年ほどで行く気がないと送迎車が迎えに来ても本人が断ってしまう。本人は体が疲れるわりに何も良くなっていないと涙を流す。いじらしく感じて彼女のいうとおりに。

« (2542)ワープロ | トップページ | (2544)眼鏡 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (2543)介護日誌 10:

« (2542)ワープロ | トップページ | (2544)眼鏡 »